身内のお寺のお手伝いをしていると、「墓じまい」や「永代供養」といった言葉をたまに耳にします。
何となくは分かるけど、詳しくは知りません。
最近、20年以上行方不明だった母親の1周忌を終え、身近に感じることが多かったので、夫婦で何となく話をしました。
(母の話は長くなるので割愛させてもらいます^^;)
子供の頃、お墓参りに行くと隣のお墓が荒れ放題で・・・
子供ながら、何だか寂しい感じがしてました。
私たち夫婦は、残念ながら子供には恵まれませんでした。
ということは、お墓に入ったとしても、二人とも旅立った後は無縁墓になる可能性が・・・
同じように荒れ放題のお墓になってしまう訳です。
結局、「お墓はいらないよね!」ってことに。
でも、いらないならどうすればいいのか?
分からないので、勉強しようと思います。
< 目 次 >
墓じまいとは!
「墓じまい」とは何でしょうか?
言葉の通り、「墓をしめる」お墓を解体・撤去することで、お墓を寺院や霊園からなくすことです。
一般的には、墓じまいを済ませ、寺院や霊園に永代使用権(お墓が永代的に使用できる権利)と墓のあった場所を更地に戻して返還します。
現在住んでいる場所の近くに移したり、思い出の場所に散骨したりするなど、様々な供養の形を選ぶことが可能です。
なぜ墓じまいをするのか?
最近では、墓じまいを選択する方が増えてるそうです。
それはなぜでしょうか?
< 理由 >
・お墓を守る後継者がいない
・遠方なのでお墓参りが大変
・お墓にかかる管理費が払えない
・これ以上、子供たちに負担をかけたくない
・高齢になったため、お墓参りが負担になっている
などなど・・・
また、社会と家族のあり方の変化もあげられます。
人工が都市へ集中するようになり核家族化が進行。
少子化も大きく影響してるんでしょうね。
比較的新しく建てられたお墓でも無縁墓になってしまうケースが増えているそうです。
そうした時代背景のなか、先祖代々のお墓を墓じまいするという方が増加してるんでしょうね。
それにともなって、永代供養も増えているとか。
墓じまいはどうやってするの?
墓じまいをするからといって、勝手に遺骨を移すことはできません。
「墓地、埋葬地に関する法律」で定められた手順を経る必要があるそうです。
市町村役場や寺院または霊園から色々な書類をもらって提出したり、閉眼供養をしてもらったり、墓石を解体・処分し、更地にしたり・・・
いろいろと大変そうですね。
こうした墓じまいのお墓の解体・処分から行政手続きの代行までやってくれるところがあるそうですよ。
▼ご相談・お見積もりは全て無料なので、検討してみては?
ミキワの墓じまい新規見積申込み
墓じまいした後の遺骨はどうするの?
墓じまいをした後、散骨や樹木葬、改葬するなどの方法があるそうです。
散骨とは
粉末化した遺骨を海や野山などにまく埋葬の方法です。
前にテレビで特集がやっていたのですが、散骨した場所もよく考えないと数年後、散骨した場所にマンション建ってた~何てこともあるそうですよ。
樹木葬とは
遺骨を山林の樹木の根元に埋めたり、墓地の墓石の代わりに樹木を植えたりする埋葬する方法です。
改葬とは
お墓からお墓に移ることをいいます。
例えば、遺骨を合同供養墓や永代供養墓に移す場合は、新しく納骨する永代供養墓などに「改葬許可証」と「遺骨」を持っていきます。
いろいろな手続きをした後、開眼供養などを行い、納骨するという流れになるそうです。
▼お葬儀や永代供養・散骨・お墓、法事・法要・仏壇・相続など色々と相談できます!▼
全国対応、低価格のシンプルな葬儀【小さなお葬式】
永代供養とは?
次に、「永代供養」とは何でしょうか?
永代供養は、1代に限った供養の形です。
お墓を建てず、死後の供養は寺院や霊園に任せることです。
年間の維持管理費の負担が減ります。
ちなみに、供養の形を新たに選ぶことはできません。
死後に遺族の負担になることがなく、また無縁墓になる可能性はありません。
子供のいない夫婦や独身者の方は、永代供養がオススメですかね。
無縁仏になる心配もなさそうですよね。
最後に!
まだ自分には早い話だと思ってましたが、いつ何が起こるか分かりませんからね。
墓じまいは、先祖代々のお墓を撤去し、その後、改葬や散骨、樹木葬など選ぶことができます。
永代供養は、管理を寺院や霊園に委託することで、遺族の負担や無縁墓になることもありません。
時代の流れと共に、色々な供養のかたちがあるんですね。
知っておくだけでも、いざという時に役に立つと思います。
うちも夫婦で話し合いました。
今回色々と調べてみて、考えたうえで、お墓はいらないということに!
永代供養にしようかと思っております。
自分たちの親もどうしたいか、元気なうちに話し合っておいた方が良さそうですね。
元気なうちはあまり考えないことですが、いつかのために話し合ってみてはいかがでしょうか?
ココまでお付き合い頂きありがとうございました^^
笑顔に包まれる一日になりますように☆彡